年末のご挨拶
2020.12.29更新
昨日28日をもって当院は今年度の診療を終了させていただきました。今年一年間、お世話になった皆さまに感謝申し上げます。
今年一年を振り返ると、新型コロナウイルスの感染拡大に振り回され、必要に迫られて大きく人々の生活様式や社会のシステムが変わった一年といえます。
人と密に接することができなくなり、仕事がオンライン中心になり、離れた家族との会話もオンラインになり、しまいには飲み会や会食までオンラインに、、、(苦笑)。
当然私たちクリニックの医療の在り方も大きな舵取りを迫られました。発熱や風邪症状の患者さんへの対応をしっかり行いつつ、通常診療で通院される患者様が安心して今までどおり通院できる環境を提供すること。そこを目標に様々な取り組み、システムの変革を行ってきました。
・通常診療と風邪・発熱外来の時間・空間分離の徹底
・オンライン診療の導入
・院内滞在時間短縮と接触機会の減少を目的とした自動精算機の導入
・インフルエンザ予防接種専用時間枠の設置
・院内でのCOVID-19抗原検査の開始など。
スタッフミーティングで議論を繰り返しながら、感染流行状況に合わせて臨機応変に対応を考え速やかに実践するよう心がけてきましたが、診療の質を保ちながら待ち時間対策を行い、院内の密を避け、発熱感染患者さんの対応も行うことは容易ではありませんでした。
多くの患者様が感染リスクの不安をかかえつつ、来院されていたと思います。そんな中、外の椅子や車の中でお待ちいただいたり、混雑時には長時間お待たせしてしまったり、診療予約枠がなかなか取得できずに多くのご迷惑をおかけしたことをお詫び申し上げます。
このように皆さまが大変な状況の中でも、この年末の数週間、私たちスタッフは外来で多くの患者様から心温まる励ましやねぎらいのお言葉をいただきました。とても嬉しく、今後も頑張っていこうと思える瞬間でした。この場をお借りして熱くお礼を申し上げます。
来年度もまだまだ予断を許さない厳しい状況が続くと思いますが、私たちスタッフも一層気を引き締めてより良い地域医療を提供できるよう頑張ってまいります。
年末年始は厳しい寒波の襲来が予測されています。
皆さま、どうぞお体に気を付けて良いお年をお迎えください。
院長 品川弥人
投稿者: