医院ブログ

2018.07.31更新

こんにちは。院長の品川弥人です。夏真っ盛りの猛暑が続きますが皆様、体調は崩されてないですか?

今回は先月に町田市の薬剤師会で脂質異常症について講演をさせていただいた内容、動脈硬化と心臓や脳の血管の病気を予防し、寿命を延ばすのに良い食事についてお話しようと思います。テレビでは毎日のように健康やダイエット番組が組まれ、これさえ食べていれば健康になれる!ダイエットには〇〇が良い!といった類の話があふれていますね。情報が氾濫し何を信用したらいいのかわからない時代です(笑)。

でも実は大規模な調査で血管や心臓の病気を減らすことが証明された食事様式があるのです。それは野菜、果物、全粒穀物(精製していない玄米や全粒の小麦粉)、魚を多く摂取し、獣肉類を控え、オリーブオイルやナッツを積極的に摂取する地中海食といわれる食文化です。スペインで行われたPRDIMED試験とう大規模な試験において、地中海食は心筋梗塞・脳卒中・心血管死を総合したリスクを減らすことが証明されました。

その理由の一つとして挙げられる脂質の種類に注目してみましょう。動脈硬化を予防する体に良い脂肪酸は青魚に多く含まれるオメガ3系脂肪酸、ナッツ類に多いオメガ6系脂肪酸、オリーブオイルを代表とする一価不飽和脂肪酸です。これらの脂肪酸の抗酸化作用、血管の内皮細胞の機能を改善させる作用、炎症を抑える作用が血管に良い理由と考えられています。一方で動脈硬化を引き起こす脂肪酸の代表はトランス脂肪酸といわれるもので、水素添加によって製造されるマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などに多く含まれています。また、肉類に多く含まれる飽和脂肪酸も過剰摂取は控えるべきです脂肪酸です。

ただしこのような食生活を実践するにあたって陥りやすい罠があります。それは良い食品を多く摂取することに注目するあまり、総カロリーが過剰になってしまうケースです。例えば普段の食生活の上に果物やナッツ、オリーブオイルなどを過剰にとってしまえば体重は増えますし、カロリー過多になってしまいます。良い食品というのはあくまで適正な総エネルギー摂取量を保つことを前提とした話なのです。

さらには食事だけでなく適度な運動習慣、禁煙、過剰なアルコールを控える、十分な休養と睡眠をとるなど、血管を守るには大きな視点で生活全体を考えることが一番大事なのです。木を見て森を見ず、にならないように気を付けましょう。是非体に良い食事を取り入れた上で、体の喜ぶ生活習慣を意識して暑い夏を乗り切って下さい!

オリ果実を搾ってろ過しただけのエキストラバージンオリーブオイル

 

投稿者: しながわ内科循環器クリニック

お身体のことでお悩みの方は
お気軽にお問い合わせください

当院は一人ひとりの生活背景から考え、その方にとっての「最善の医療」を提供致します

  • 042-791-1545 受付8:30~12:00/14:30~18:30
  • bnr_tel_spimg.jpg
    • 予約フォーム予約フォーム
    • メールお問合せメールお問合せ
  • 042-791-1545
  • 予約
  • メール